マンションを買ってはいけない時期は?購入におすすめの時期を紹介
マンション購入を検討している方の中には、「いつ買うのか」で迷っている方も多いのではないでしょうか。
一度マンションを購入すると気軽に引っ越しはできなくなるため、将来まで見据えて長く住めるマンションを選ぶことが大切です。ライフスタイルの変化に応じて住みやすい条件も変化しますので、一般的にはライフステージが変わるタイミングで購入するのがおすすめです。
当記事では、「マンションを買ってはいけない時期」と「買うのにおすすめの時期」をそれぞれご紹介しています。どのような理由でどういったマンションが適しているのかも解説しているので、マンションの購入を検討している方はぜひ参考にしてください。
【この記事はこんな方におすすめです】
- マンションを「いつ買うのか」で迷っている方
- マンションの購入に適したタイミングを知りたい方
- マンションを買ってはいけない時期を知りたい方
- 住んでから後悔しないマンションを購入したい方
マンションを買ってはいけない時期
マンションを買ってはいけない時期やマンションを買うべき時期は、その人のライフプランや考え方、状況によって異なります。そのため、この時期が良い・悪いは一概に言えません。
ただし、一般的に「マンション購入に適していない」とされる時期はありますので、ここでは6つのタイミングについて、適していない理由を解説します。
家族構成が定まっていない時期
家族構成が定まっていない間は、マンションの購入を控えましょう。具体的には、結婚や出産の予定がまだ立っていない人、将来的に予定が変わる可能性がある人です。
一人暮らしと家族世帯では、適した立地や間取りが異なります。また、子どもの人数によっても必要な広さ・部屋の数は異なるため、家族構成が定まってから自分たちに合ったマンションを購入しましょう。
ライフスタイルに変化がある時期
転職や転勤、子どもの進学などライフスタイルが変化する可能性がある場合は注意が必要です。
今のライフスタイルに合ったマンションを選んでも、ライフスタイルが変化すると不便を感じる可能性があります。マンションを購入した後は気軽に引っ越しができないので、慎重に選びましょう。住めなくなった場合には、売却や賃貸に出すことになりますが、いずれにせよ費用や手間が発生します。
自分や家族の中に、転勤が多い方、転職する予定がある方、小さい子どもがいる方はマンションの購入を控えるか、ライフスタイルが変化した後の暮らしまで想定してマンションを購入することが大切です。
定年退職を迎える時期
定年退職を迎える時期にマンションを購入することはおすすめではありません。
収入の減少に伴い、住宅ローンの審査が通過しにくくなるためです。審査を通った場合でも、多くの金融機関が住宅ローンの完済を80歳までに設定しているため、短期間で返済しなければならず、ローン返済の負担が重くなります。
退職金でマンション購入を考える方もいらっしゃいますが、老後に収入が減ることを考慮すると、退職金を購入資金に充ててしまうことはリスクと言えます。
50代までにマンションを購入するか、綿密な資金計画を立ててから購入するようにしましょう。
住宅の供給量が少ない時期
近年、マンション需要の拡大により供給が追い付いていない状況が続いています。供給量が少ないと、マンション価格が高騰し購入できるマンションの選択肢が狭まります。
供給量が増えると価格も落ち着きますので、予算や希望条件に合うマンションが見つからない場合は無理にマンションを購入しないようにしましょう。妥協してマンションを購入すると、後から後悔する可能性があります。
住宅ローン金利が上昇している時期
住宅ローンは金額が大きいため、金利が0.1%上昇するだけで返済額は数十万円増えてしまいます。それにより、毎月の支払額の増加や返済期間の長期化を招くため、金利が上昇している間は購入を控えることをおすすめします。
物価が上昇している時期
物価が上昇すると、建築資材や人件費などのコストが増加するため、マンション価格が高くなります。予算オーバーやローン返済の負担増大を招くため、物価上昇中にマンションを購入するのは控えましょう。
マンションを買うのにおすすめの時期
マンションを購入する際は、転勤や転職の可能性が低くライフスタイルが安定している時期や、結婚や出産の見通しが立っている時期が良いでしょう。さらに、金利や物価が安定しており、購入価格が落ち着いている時がおすすめです。
ここでは、購入に適した4つの時期について詳しく解説します。
結婚後
家族が増える結婚のタイミングは、マンションを購入するのに最適です。理想の住まいや、今後のライフプランについてパートナーと話し合い、2人にぴったりのマンションを選びましょう。
厚生労働省によると、令和4年の平均初婚年齢は「夫が31.1歳」で「妻が29.7歳」です。若いうちにマンションを購入することで、余裕を持って住宅ローンを返済することができます。
結婚を機にマンションを購入する際は、将来まで見据えた物件選びが大切です。今のお互いの仕事やライフスタイルはもちろん、キャリアや子どもの出産予定など、長期的な将来のことまで考えましょう。出産を考えている場合は、子どもの人数や子育てに対する考え方によっても適したマンションは異なります。
必ずしも計画通りのライフプランが実現できるとは限らないため、いずれ引っ越しをする可能性も考慮してマンションを選ぶことをおすすめします。
出産後
結婚するタイミングと同様に、家族が増える出産のタイミングもマンション購入に適しています。
子どもが増えることで、「より広い部屋」や「子ども部屋を確保できる間取り」が必要になる場合があります。また、子どもの足音や泣き声が気にならないよう生活音が漏れにくい住まいが必要になることがあります。
出産を機にマンションを購入する際は、下記のようなマンションがおすすめです。
- 保育園や幼稚園、小学校などが近くにあり通学しやすいマンション
- 生活音が漏れにくい防音対策がされているマンション
- ファミリー層が多いマンション
- 小児科や耳鼻科など周囲に医療機関が充実しているマンション
- 自治体の子育て支援が充実しているマンション
- 公園など子どもが遊べる施設が周囲にあるマンション
- 部屋の数や広さが十分に確保できるマンション
周辺の環境も子育てに影響するため、マンションの近くにどういった施設があるのかまで確認してからマンションを選びましょう。
子供の独立後
成人や就職を機に子どもが一人暮らしを始めたタイミングも、マンション購入に適した時期の1つです。
これまでは子どもを中心にした生活でしたが、独立を機に夫婦2人での暮らしが始まります。これまでの住まいでは広すぎる場合や部屋が余ってしまう場合は、2人暮らしに適した物件に引っ越すことで家の維持・管理のコストを抑えることができます。
子どもがいる間は、子どもの成長過程に合わせて適した環境は異なりますが、独立後に大きくライフスタイルが変化することは少ないです。
子どもの独立を機にマンションを購入する場合は、地方への移住や、バリアフリー対応マンションがおすすめです。自分たちの理想の老後生活が実現できるマンションを選びましょう。
ただし、夫婦の年齢によっては住宅ローン審査が厳しくなる場合があるので注意が必要です。返済計画を立ててから余裕資金で購入できるマンションがおすすめです。
まとめ
一般的に言われる「マンション購入に適している時期・適さない時期」はありますが、人によってライフプランや考え方は異なりますので、マンション購入に適したタイミングも人それぞれです。
ただし、マンションを購入した後は管理・維持にコストがかかるため、将来の暮らしまで見据えて考えることが大切です。
中古マンションの購入や売却を検討している方は、お気軽に弊社までご相談ください。