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ふたり暮らしにおすすめの間取りは?必要な広さや決め方を解説

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ふたり暮らしにおすすめの間取りは?必要な広さや決め方を解説

ふたり暮らしを始めるにあたって、間取り選びは非常に重要です。住んでから後悔をしないためにも、自分たちの生活スタイルを考慮した上で慎重に選びましょう。

当記事では、ふたり暮らしで人気のある間取りや、それぞれのメリットとデメリットをご紹介しています。これからふたり暮らしを始めたい方はぜひ参考にしてください。

【この記事はこんな方におすすめです】

  • 同棲を考えているパートナーがいる方
  • 結婚後に住む部屋を探している方
  • 初めてふたり暮らしをする方
  • 長く快適に住める部屋を探している方

ふたり暮らしにおすすめの間取りは?

ふたり暮らしにおすすめの間取りは?

間取りによって暮らしぶりが大きく異なるため、「どのくらいの広さが必要か」「家賃はいくらまで出せるのか」「それぞれの個室は必要か」等お互いの希望条件を考慮しながら決めましょう。
一般的に、カップルの場合は「1LDK」が、ルームシェアの場合は「2DK」が人気です。ただし、カップルであっても、それぞれの個室が必要な場合は2DKあるいは2LDKが適していますし、ルームシェアであっても、個室が必要ない場合は1LDKの方が家賃を安く抑えられるため、2人が物件選びで何を重視するかが大切です。

ここでは、ふたり暮らしにおすすめの間取りとして「1LDK」「2DK」「2LDK」それぞれの特徴やメリット・デメリットについてご紹介します。

1LDK

1LDKとは、8畳以上の広さがあるリビング・ダイニング・キッチンと、居室が1部屋ある間取りのことです。LDK部分を食事や団らんの場所として使い、居室を寝室にすることが多いです。

1DKとの違いは、キッチンのある部屋の広さです。1DKは8畳未満なので2人で生活するにはやや窮屈に感じることがありますが、1LDKであれば家具やレイアウトを工夫することで2人でも快適に過ごすことが出来ます。友人を招いた際もリビングに案内できるため、来客が多い人にもおすすめです。

ただし、居室が1部屋しかないため、自分専用の空間は確保できません。生活空間を全てパートナーと共有することになるので、仕事や趣味に没頭したい人や1人の時間を作りたい人には不向きな間取りです。また、1LDKは2000年代に入ってから建てられたものが多いため、築年数が浅く家賃が高めになっています。

2人の生活スタイルが似ている場合や、家にいる時間は常に一緒に過ごしたいカップルにおすすめです。実際、同棲カップルに最も人気のある間取りが1LDKです。

2DK

2DKとは、4.5畳から8畳未満の広さがあるダイニング・キッチンと、居室が2部屋ある間取りのことです。

独立した部屋が2つあるため、2人に合わせた部屋の使い方をできるのが2DKのメリットです。一緒にいる時間を長く確保したい場合は、「団らん部屋」と「寝室」として活用できますし、それぞれの個室が欲しい場合は、それぞれの専用空間にすることもできます。

ただし、2DKの間取りは1990年代に建てられたものが多いため、築年数が経過した古い物件が多いです。家賃を重視している人や、フレキシブルな部屋の使い方がしたい人におすすめの間取りです。

2LDK

2LDKとは、8畳以上の広さがあるリビング・ダイニング・キッチンと、居室が2部屋ある間取りのことです。LDK部分を2人の食事や団らんの場所として使えるため、残り2部屋をフレキシブルに使えることが最大のメリットです。

各々の部屋として活用することも出来ますし、1部屋を寝室にして、残った部屋を仕事や趣味の部屋にしたり、寝具を用意して来客用の寝室にしたり、将来の子ども部屋にしたり、自由度の高い暮らしが出来ます。

ただし、1LDKや2DKと比べると家賃は高いことがデメリットです。

将来も見据えた同棲カップルや、自由度の高い暮らしをしたい方、経済的な余裕がある方におすすめの間取りです。

ふたり暮らしに必要な部屋の広さ

ふたり暮らしの部屋を選ぶにあたって、間取りと同様に大切なのが「広さ」です。心地よく感じる部屋の広さは人によって異なりますが、目安として国土交通省は下記の基準を設けています。

世帯人数2人の場合

  • 最低居住面積水準:30平方メートル
  • 一般形誘導居住面積水準:75平方メートル
  • 都市居住型誘導居住面積水準:55平方メートル

(出典:国土交通省「住生活基本計画(全国計画)における誘導居住面積水準及び最低居住面積水準」

上記によると、ふたり暮らしには最低でも30㎡が必要であり、理想は50㎡以上とのことです。そのため、快適な暮らしをするためには40~50㎡は必要であることが分かります。

平方メートルでは広さが分かりづらい場合は、畳に換算するとイメージしやすくなります。
40㎡は、約24畳です。この中に、キッチンやお風呂・トイレ・廊下・収納スペースなどが約8畳含まれているため、部屋の広さとしては16畳程度です。1LDKの間取りが多く、8畳のLDKと8畳の部屋、10畳のLDK と6畳の部屋、12畳のLDKと4畳の部屋が想定されます。

50㎡は、約30畳です。水回り等の設備が約8畳ですので、部屋の広さとしては22畳程度です。1LDKの場合、11畳以上のLDKと広めの寝室を確保することが出来ます。2DKや2LDKの間取りを選ぶことも出来ます。

ふたり暮らしをするにあたって、おすすめの広さをリビングと寝室それぞれでご紹介します。

リビングルーム

快適なふたり暮らしをするためには、リビングルームは10畳以上がおすすめです。8畳あれば、ふたり暮らしに必要な最低限の家具を置くことはできますが、配置に苦労する可能性があります。10畳あれば、家具の配置に困ることはほとんどありません。14畳以上あれば、広くて余裕のあるリビングルームになります。

寝室

2人の寝室は、6畳以上がおすすめです。6畳あれば、ダブルベッド1台もしくはシングルベットを2台置いても、少し空間に余裕が残るためです。4.5畳でも2人分のベッドを置くことはできますが、ドアの開け閉めが出来ない可能性があります。また、寝室にベッド以外のテレビやドレッサーを置きたい人は8畳以上がおすすめです。

ふたり暮らしの間取りの決め方

ふたり暮らしの間取りの決め方

ふたり暮らしにおすすめの間取りとして、1LDK、2DK、2LDKをご紹介しましたが、全ての人にとって最適な間取りとは限りません。あくまでも、自分たちの生活スタイルや価値観に合った間取りを選ぶことが大切です。

間取り選びに迷った場合は、下記の3つを参考に選んでみてください。

部屋のメリットとデメリットを理解する

どんな間取りにもメリットとデメリットが存在します。

例えば、2DK以上の間取りであれば、各自の個室を確保できるメリットがある反面、共有スペースが狭くなってしまうデメリットがあります。逆に全ての部屋を共有にすると、一緒に過ごす時間を増やせるメリットがあるものの、プライベートの確保が難しくなるデメリットがあります。

自分たちにとって何がメリットで何がデメリットになるのかを考えた上で間取りを決めることが大切です。

お互いの生活スタイルを確認する

就寝時間が大きく異なる場合は、寝室を分けられる2DK以上の間取りがおすすめです。また、どちらかが在宅ワークをしている場合は、仕事用の部屋を確保する必要があるため、間取り選びにも注意が必要です。

お互いの生活スタイルを考慮した上で、自分たちに合った間取りを選びましょう。

将来的にどう暮らしが変化するかを想定する

長く住める部屋を探すなら、将来の暮らしを想定して間取りを決める必要があります。

子どもが産まれる予定があるなら、子ども部屋を確保できる間取りが必要です。来客が増えそうな場合は、来客用の部屋や和室の客間がある物件がおすすめです。

今必要な部屋の数と、将来必要な部屋の数は異なりますので、長く住み続けたい方は、将来まで見越した間取り選びをしましょう。

まとめ

一般的なふたり暮らしには、1LDKか2DK、2LDKがおすすめです。
ただし、2人の価値観や生活スタイルによって快適に暮らせる間取りは異なりますので、自分たちに合った間取りを選ぶことが大切です。
それぞれのメリットとデメリットを理解した上で、お互いが快適に暮らせる物件を選びましょう。

後悔のない物件を探したい方や、マンションの購入を検討されている方は、お気軽に弊社までご相談ください。